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近くの山の木をつかう

人工林 今、家に使われる木材の内80%が外材だといわれています。同じ木材であり、性能が同じであれば当然安い方を利用する。
  資本主義社会 における当然の選択の結果ですが、国産の木材の流通の滞りは単に林業の衰退に留まらず、自然や人の生活に大きな影響を与える事になります。
 

高度経済成長期にこぞって植林された人工林は国土の30%を有するまでになっていますが、放置された人工林に保水機能はなく、大雨による土砂の流出や水害を抑えることはできません。枝打ちや間伐など適正な管理がされ、足元まで明るい日光が差し、豊かな下草が茂 ってこそ水土保全林として 「人と共生できる林」になるのです。

食の問題として地産地消が話題となっていますが、木の問題でも同じこと、輸送エネルギーの少ない近くの山の木を使い、目に見える近くの山の事を考えることは自身の安心できる暮しを守ることにもつながります。

樹木は水と太陽エネルギーによって成長し、同じエネルギーを使って大気中の二酸化炭素を吸収し内部に炭素化合物の形で固定します。一度固定された二酸化炭素は住宅などに利用されても燃やされるまで木材の中に貯蔵され続けます。また、燃やせば二酸化炭素と水に戻りますが、 これは振り出しに戻ったということであり、その時も燃焼によるエネルギーを利用できます。

このように、木は極めてエコロジカルな資源といえますが、40年かかって樹木が取り込んだ二酸化炭素をたったの30年の利用で焼却し、 また大気に返すのではどう考えても割にあいません。また、わざわざ外国から木材の形で二酸化炭素を輸入するのもおかしな話。
 建築用材という極めて有効な形で樹木が固定してくれた二酸化炭素をできるだけ長くそのまま固定し続け、また新たな樹木の成長を促し、待たなければ森林の持つ環境保全機能を有効に活用できなくなります。

近くの山の木で家をたてることは、身近にある自然の恩恵を理解し、その大切さを知ることであり、資源の有効利用、高耐久化、リサイクル への配慮といった循環型社会の構築への第一歩になるといえます。

補助金を活用しよ!!

県産材 岡山県では一定量の県産の乾燥木材を使うことで補助金がもらえます。
 各年度の事業であり、戸数に限りはありますが岡山県から30万円〜50万円(木材の使用量によって決まります)の補助がもらえ、真庭市などではさらにプラス20万円の追加補助もあります。
 まあ、むずかしい話は抜きにして、こういった補助金目当てで地元の木材をつかうというのもいいんじゃないでしょうか。

 

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